NYまで石の仕入れに行く理由の1つは、どうしても行きたい業者さんがあるから・・・。
最も行きたい業者さんが、このカットの石を扱う業者さんです。 こういう平たい輪状でカットの入った石を日本では「ボタンカット」、「ファセットボタン」などと呼びます。 英語では、Faceted Roundle。 これはどこにでもある形状で珍しいものでは無いのですが、カット自体が業者さんによって違うのです。 NYのジュエリーのトレードショーでここのカットに出会って一目惚れ。 それ以来ショールームに通っています。
インド人のファミリーによる経営で、石は1つ1つインドでハンドカットされています。 多面的なカットが本当にきれい! 石自体のクォリティも良く、ほかにはない美しさです。
「このカットはほかにはないから。 大好き。」
「これはほかには絶対ないよ。 ほかもマネしようとチャレンジするけどできないんだ。 僕は世界中どこで見ても、どのジュエリーデザイナーのものでも、うちの石はすぐにわかるんだ。」
「そうだよね。」
こんな会話をしながら、ショールームに半日。 「ランチは?」、「何か飲む?」と優しい接客。
特別なので値段も高い。 同じ石でもほかの業者さんのボタンカットのものと比べたら全然高い。 さらにここは、石には絶対の自信を持っているので、オマケは無し。 ほかの業者さんは、日本から来たというとちょっとオマケしてくれたりするけど、ここは絶対なし。(笑)
実際、有名な外国のデザイナーさんも使っています。 これ同じ石!と発見することも時々あります。
カロブのラインには少々高級過ぎる石だよねと思いながらも好き過ぎて通っています。 ここに来ると欲しいものばかりで本当に困る。(笑)
いろいろなシリーズにポイントで使っています。 きれいな石だなと思っていただけたら、きっとそれがそうだと思います。
通い始めた頃はお父さん中心だったのに、今ではお父さんはセミリタイアして、息子が中心になりました。 ずっと続いて、素敵な石を提供してくださいね。 また行きます!